何度でも、何度でも繰り返すんだ。
過ちを犯して、初めてその過ちに気づく。
何回でも。
どうして何回も何回も過ちを犯す前にその過ちに気づかないのかはわからない。
ねぇ、気づいて?
ちゃんと私を見て?
確かにあなたは私のことを見てはいるのかもしれない。
でもそれだけじゃ足りない。
意味がない。
わかっているでしょう?
気づいてくれなきゃ。
ダメなんだよ。
ねぇ、わかってる?
ちゃんと私のことわかってる?
あなたは私に気づいたかもしれない。
だってこんなにもそばにいるのだから。
でも気づいただけじゃどうにもならない。
気づいた。
それで終わり。
そんなんじゃ何の解決にもならないんだ。
あなたはちゃんと私のことわかろうとした?
ねぇ、私が普通じゃないの知ってるでしょ?
ねぇ、私がおかしいの知ってるでしょ?
ねぇ、私がそんなこと望んでるとでも思ってるの?
ねぇ、私が自分から壊れたいなんて思ってるとでも思ってるの?
ねぇ、私がどうしてこんな風になったかちゃんと考えたことある?
ねぇ、私がどういう病気なのかちゃんと知ってる?
ねぇ、私が何を思ってあなたの言葉を聞いてると思ってる?
私は普通になりたい。
ねぇ、あなたは私をどうしたいの?
人は同じ過ちを何度も何度も繰り返す生き物。
過ちを犯してからしか気づけない。