今日(昨日?)はお通夜に出かけたので、ちょっと語ってみようと思う。
私の実の父親は昨年の2月に旅立ちました。
昨日、遠い親戚の方が旅立ったと聞きました。
毎日、何人もの人間が旅立っていきます。
人間は旅立ちに向かって生きて、生きていきます。
人生とは一体なんなのでしょう?
人間は必ず旅立ちます。
いつ旅立つのか、わかる人間はどこにもいません。
旅立って、帰ってこれる人間もどこにもいません。
地球は40億年以上の歴史を持っています。
人間は約80年です。
それよりあとに旅立つ人間もいれば、生きる前に旅立つ命もあります。
とても短いとは思いませんか?
その短い人生の間に、何が出来るというのでしょう?
私の父は、私の母と出会いました。
そして、2人の子供をこの世に残したのです。
母は父に会えて幸せだと言っていました。
私も、父が父で幸せだったと言います。
父は、少なくとも、その人生の中で2人の人間に幸せを与えたのです。
これはとても偉大なことだとは思いませんか?
私には、父のように、他の人間を幸せに出来る。そんな自信はありません。
父は上にかいたように、少なくとも2人の人間に幸せを与えました。
それだけ偉大なことをしたにも関わらず、その人生は少々、短いものでした。
せめてあと10年。
他人を幸せにした分、父には父のために時間を使って欲しかった。
父は朝早くから、夜遅くまで働いて、たまの休みも家のことや、雑務をして・・・
父は父のために時間を使ったことがあったのだろうかと思ってしまいます。
あと少しで、定年でした。
それが来たら、それが来なくとも、あと少しで、父は父のための時間が出来たのに・・・
人間の人生とは儚いものです。